皆さまこんにちは、奥山です!
本店の移転オープンから1週間が経ち、2月がはじまりました。お正月とお引越しがあった1月は忙しなく動き回っているうちに過ぎていき、気分はまだ2023年にいるよう…
そんな私ですが、昨年”レザーソムリエ “の資格を取得しました!革の基礎知識からお手入れの方法を学ぶことができる資格で、インターネットで存在を知ってから勉強をして無事合格いたしました😊
より革の知識を増やしたい!と思い、先日、日本のタンナーさんの見学に行ってきました!
ネットや本などで革の製造工程はなんとなく知っていましたが、実際に見たのは初めて。今回の見学はとても勉強になりました!
革の”鞣し”とは、皮を腐らないように加工することを言います。20以上の工程を経て作られるうちの主な工程を皆さまにお届けします😊
こちらが”タイコ”と呼ばれる鞣しをする機械。洗濯機のようにぐるぐると回る機械で、この中に皮と鞣し剤をいれて鞣していきます。脂を加えたり、染料で皮を染めるときもこの”タイコ”を使用し、上から下に叩きつけるアクションで皮に浸透させるそうです。
これがとにかく大きい!観覧車のゴンドラくらいの大きさで、(それよりも大きかったかもしれません)ぐわんぐわん音を立てて回るタイコは大迫力でした!
↑漬け込む鞣し方もみることができました!ピット槽とよばれる水槽に鞣し剤を溶かし入れ、じっくりと1ヶ月ほどかけて鞣す製法。ボルサカーサの革もイタリアでこのように鞣されているのかなぁと想像しつつ、見学していました。
↑乾燥中の牛革。
↑こちらは馬革。
鞣した後の皮をあげ、絡まった皮を一枚一枚畳んで重ねていました。(この中には200枚ほど入っているそう…!)
アウトレット施設には馬の革を使用したお財布もありますのでぜひチェックしてみてください🐎
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それぞれの工程に人の手が加わっており時間と手間がかかっていました。今回見学したタンナーさんは、生の皮から最後の加工まで行う大きなタンナーさんでしたが、分業も多いんだそう。
知れば知るほど奥が深い…皆さまにしっかりとご説明できるよう知識を深めていきます!