皆さまこんにちは!奥山です。
6月も半ばですが、20℃台で過ごしやすい天気が続いていますね。来週からは30度を超える日が続くそうで…季節の変わり目、体力を奪われないように気をつけながら、しっかり製作を進めていきます!
今回は、工房2階の様子を少しだけご紹介。
本店にご来店いただいた方はご存知かと思いますが、ボルサカーサの工房は2階建て。1階は主に革の裁断、ロゴの刻印などを行い、2階で縫製、仕上げを行います。
普段お見せできない製造部の機械たちをご紹介します!
▪︎はじめに紹介するのは「平ミシン」。

2階の工房には主に2種類のミシンがあります。
こちらは机にしっかり固定されたタイプのミシン。足元にペダルがあり、踏む強さで針の進むスピードが変わります。財布や小物、大きめの鞄まで、いろんな製品を縫うことができます。
✴︎革だけでなく、鞄の裏地のような薄い布も縫えますよ!
飾りミシンをかけたり、直線を縫うときに使うことが多いため、どんな製品もまずは平ミシンから始まることが多いです。
▪︎仕上げに欠かせない「腕ミシン」。

名前の通り、土台部分が棒状になっていて、立体的な小物や袋状になった鞄などを仕上げる時に活躍します。ほとんどの形は平ミシンだけでは完成しないので、欠かせない機械です。
土台の面積が少ないので、革をしっかり押さえていないと滑っていきます。初めの頃、大きな鞄などを縫う時はかなり苦戦した記憶があります…お陰で腕の力が強くなりました!
▪︎最後に「革漉き機(かわすきき)」と呼ばれる機械。

革の厚みを部分的に薄くするために使います。パーツが重なる部分は特に分厚くなりやすいので、一枚一枚調整をしながら仕上げていきます。革漉きは、使い勝手に繋がる大事な工程です。
以前書いたブログに、1階でパーツ全体の厚みを調整する工程についてご紹介しましたが、2階ではその後の細かい処理を行なっております。
このような道具たちは、長年大切に使い続けられてきたものも多く、中には手書きのようなレトロな書体のロゴが刻まれています。

今回は2階の作業風景を、ほんの少しだけお届けしました。
今後も製作風景や工房のいろんな一面を紹介していきたいと思っています。
各種SNSでは動画の投稿も始まりましたので是非そちらもチェックいただけたらと思います!