工房の道具をご紹介

みなさんこんにちは、奥山です!

あっという間に4月も最終日ですね。もうゴールデンウィークに入ってる方も多いのではないでしょうか? 今年は暑すぎずちょうどいい気候で、お出かけ日和が続きそうですね🌿

今日は、工房で使っている機械のひとつをちょこっとご紹介したいと思います。

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写真のこちら、名前は「漉き割り機(すきわりき)」といいます。聞き慣れないかもしれませんが、革製品をつくるうえで欠かせない大事な機械です。

革を隙間に差し込むと、中に刃が回転していて、裏側を薄く削ってくれます。削られた革は、指定した厚みに仕上がって出てきます。革の種類や使う場所によって厚さを変える必要があるので、毎回微調整しながら作業しています。

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パーツによっては「0.6ミリで!」「ここは1.2ミリで」など細かく指定があるので、しっかり厚さを合わせて仕上げていきます。ただ、機械に通すのは天然の素材。場所ごとに厚みは変わるため、均一な厚みに揃えるには長年の経験と勘が必要になります。この「割り」の作業は製品の仕上がりに影響する、とても繊細な作業です。

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カバンやお財布の中には、しっかりと厚みのあるものもあれば、薄くてスッキリしたデザインのものもありますよね。それは革の種類の違いだけでなく、作り手が用途やデザインに合わせて、ひとつひとつ適切な厚みに調整しているからこそ。見た目や手ざわりだけでなく、使いやすさにもつながります。入社したての頃、「革を割る」という言葉の意味がよく分かりませんでしたが、作業を見たりやったりするうちに、表の面(吟面)と裏の面(床面)を分けることを「割る」と言うんだと分かってきました。

普段は吟面を使うことが多いので、床面は出番がありません。また機会があれば、床面のこともご紹介できたらと思っています!

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工房の様子は店舗からもガラス越しにご覧いただけますので、本店にお越しの際は、ぜひちらっと覗いてみてくださいね☺️