雨に濡れたら…

皆さまこんにちは。奥山です!

東海地方が梅雨入りして一週間。晴れの日も多いですが、たまに降られる時も。梅雨は革製品にとって苦手な季節と感じる方も多いですが、対処法が分かれば心配はありません!

そこで今回は雨に濡れた時の対処の仕方をご紹介します!

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⚫︎今回濡らしてしまったお財布⚫︎

使い始めて2ヶ月ほどのオイルドバフレザーのお財布。まだ表面の起毛が残っている状態です。

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▲コンビニで買い物をしたあと、お財布を持ったまま外に出ると強い雨が…ほんの数秒で水滴がたくさんついてしまいました。(私の左手に焦りが見えます…)

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まずは急いでティッシュや乾いた布で押さえます。水滴が革の中まで染み込む前に拭き取ればシミは残りにくいです。こすらず優しくトントン、がポイント。

※水分を拭き取る前にポケットにしまったり、カバンに入れてしまうと色移りすることがあります。

 

拭き取ったら、風通しの良い場所で陰干しを!ドライヤーやヒーターなどで急いで乾かしてしまうと、濡れたところからオイルが抜けてはっきりとシミが残ってしまいます。急激な乾燥は革を痛めることに繋がるため、ゆっくり時間をかけて水分を抜いていただくことをお勧めします。

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▲約1時間後。うっすらマダラ模様。

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▲さらに約6時間後

かなり目立たなくなりました!

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他の革だとどうなるのか?

現在ボルサカーサが扱っている革で実験してみました!

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▲各革、変化がわかりやすい一番明るい色で実験!どの革も経年変化が進み、表面がツルツルした状態です。水を一滴垂らしてみると…濡れて数秒は水をはじいていましたが、少しすると染み込んでいきシミに…

ケントレザーやオイルドバフレザーは表面にやすりがけを施しているため、水分が染み込みやすくなっています。反対にミッスーリレザーは初めからツルツルとした光沢があるため、水は染み込みにくく感じます。

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▲約2時間後…シミはかなり薄くなりました!ケントレザーはもう少し干す必要がありそうです。

実験では水を拭き取らずそのまま放置してみました。雨粒くらいのシミであれば毎日の使用で馴染んで目立たなくなりますよ。

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いかがでしたか?ポイントは「ゆっくり乾かす」こと!

ただ、消えないシミとなってしまっても”味”となるのが革のいいところ。多少の汚れも素敵だなと私は感じます。

変化を楽しみつつ、長くご愛用していただけたら嬉しいです!

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