BRAND CONCEPT

使い続けたい、そんな革製品を
BORSACASAは、長年使い込む程に、傷がつく程に、味わいや質感を増すような、長く使える重厚で本格的な質感の革製品を製作しています。 革は素材そのままの質感を活かした植物タンニンで鞣されたイタリアの革を使い、使い込むほどにヴィンテージな風合いが増し、人とは違ったワンランクもツーランクも上のおしゃれな製品です。 ハードな趣味にも耐えうる頑強かつ堅牢な製法、傷が入るほどに美しい、そんな革製品です。 カスタムオーダーもできるので、あなただけのこだわりのアイテムも手に入ります。 ヴィンテージなものが大好きな全ての男女に向けたブランドがBORSACASAです。
ブランド
OEMの経験を経てスタートしたファクトリーブランド
自分たちが培った感性や技術を積極的に取り入れた一癖も二癖もあるものづくりを行っています。 また革本来の雰囲気、素材そのものが持つ良さを最大限に活かすため、一つ一つ目視と手仕事で時間をかけて革製品を作っています。 BORSACASAが厳選し使う革の素晴らしさを。そのままの魅力を沢山の方に愉しんでもらえたら幸いです。 一つひとつ手作りして完成される革製品の風合いは、機械で量産される革製品とは質感や重厚感・雰囲気が大きく異なります。 BORSACASAが作るクオリティでの雰囲気、世界観をオンリーワンの生きた革製品を是非感じてみて下さい。
DESIGN
飽きのこない革製品
BORSACASAの革製品は、使い方や使い込んだ年月で味が滲み出るような革製品なので、お客様それぞれで違った風合いが楽しめると同時に、世界に一つの他には存在しないアイテムとなります。 使っている革も年月をかけて徐々に完成されていき、艶感等が増していきます。傷が入ったり痛んできたからそろそろ終わりだなといったような革製品とは一線を画します。 デザインについても『自分たちの持っている技術で、どれだけカッコよく、使いやすいものが作れるか』をいつもベースにこの考えがあり、その都度アイデアをストックして、少しずつ製品に落とし込んでいきます。 寸法や構造、取っ手のバランス等を何度も検討し、サンプルを作っては改良を行い、何度も何度も型紙を調整し直してを繰り返して、納得がいく革製品として仕上げていきます。ずっと使いたくなるようなクオリティを意識したものづくりを行なっています。
ブランド
BORSACASAの歴史
BORSACASA = バッグメーカー = ファクトリーブランド
まずはバッグメーカーのことをお話していきます。
バッグメーカーを学ぶのに欠かせないワードが「OEM」になります。
OEMとは、問屋(依頼側)のデザイン仕様をバッグメーカーに製造を委託することをOEMといいます。
問屋が「このような仕様のバッグを製造してほしい」とバッグメーカーに持ち掛けます。
これがOEMになります。

つぎにOEMとしてバッグメーカーが作る製品がお店に並ぶまでの流通をお話していきます。
バッグメーカー→問屋→小売店
バッグメーカーが作った製品は、上記のように、まず問屋に渡り、その後、問屋から小売店に渡ります。

私たちは35年以上、この流通に乗せることができるクオリティで革バッグを月/2000本、年間3万本以上、これまでに型数5000型以上のデザインの型紙を起こし革バッグを製作してきました。 この流通に乗せるクオリティで作り続けることが、実はとても大変です。
私たちメーカーから問屋に卸すタイミングでまず問屋が一つひとつ製品の検品をします。
その後、その製品が小売店に行きます。またそこで小売店が厳しく検品を行います。
ですので、私たちバッグメーカーが作り卸した製品は、問屋、小売店によって二重の検品が行われます。
そこには妥協という言葉は存在しません。
だからこそ、私たちバッグメーカーは技術力に磨きがかかり、クオリティの高い製品を作る事ができます。

同時に、これ程までにたくさんのご注文を毎月出して頂けていた問屋に恵まれたことに大変感謝しております。
そのおかげで弊社はバッグメーカーとしての技術や知識をどこのバッグメーカーにも負けないと思える経験を培うことが出来ました。
製品のクオリティを上げる術は、本数をこなせる環境と時間(経験)を積むことが何より大切です。
この環境が私たちの手に仕事を覚えさせてくれて、数え切れないほどのデザインのバッグを作ってきたからこそ今があります。
また素材に関しても同じです。世界中の上質な革を見て触り続けてきたからこそ、革の良さもしっかりと伝えることが出来ます。
経験や知識がなければ、よし悪しの判断すら出来ないと思っております。
長い年月、バッグメーカーとして存続してきたからこそが、ボルサカーサのすべてです。

ボルサカーサってどういう意味?とよく聞かれます。
ボルサカーサとは、OEMを35年以上続けてきたことの全てがボルサカーサには詰まっています。
ボルサカーサの名前の由来は、イタリア語で「かばんの家」です。
私は父と母が始めたバッグメーカーの息子として生まれ、幼い頃から工場で遊んで育ちました。
幼い頃に目にしてきた、朝から夜遅くまで働く職人たちの姿。
いつも金具を持ってきてくれる、材料屋さんもいました。
すべてが、昨日のことのように思います。

当時はその風景が当たり前で、私が大人になった時も当たり前の風景だと思っていました。
時代も変わり、仕事も変わり、働き方も目まぐるしく変わっていく時代。
私が幼い頃に見続けてきた日常は、現在においては、当たり前 ではなく、維持存続する事自体が難しくなってしまいました。

昔から続くバッグメーカーは、現代の時代には合わず、職人の高齢化、後継者の問題などでやむをえず廃業し続けています。
私は幼い頃から見続けてきたその風景を絶やさない事が、バッグメーカーに生まれた使命だと思っています。

2000年頃には愛知県にもまだバッグメーカーが10社程はありましたが、2005年頃より急激に減少し現在ではほとんどありません。
全国で見ても、質の高い革製品を作れるバッグメーカーがほとんどいないと聞いております。


だからこそ私は、名古屋にOEMを作り続けてきた歴史あるバッグメーカーがあったことを、
自社ブランド BORSACASA (ファクトリーブランド) を通して、広く知って頂きたいと考え、2010年に自社ブランドをスタートさせました。

私たちは、たくさんのお客様と直接お話をしていきたいと考えています。
革好きなお客様とは、数々の革を触ってきておりますので、たくさんお話もできます。
バッグが好きな方とは、バッグメーカーならではの目線でのお話もできます。
もちろん作り手ならではのお話もぜひしましょう。

私たちらしく、革製品を通して楽しいことをやり続けていきます。

私が小さい頃より見てきた、たくさんの素晴らしいことをボルサカーサを通して
スタッフ、そしてお客様に伝えていけたら、どれほど幸せかと思っています。

名古屋のバッグメーカーのファクトリーブランド「BORSACASA」をよろしくお願いします。