こんにちは。9月も早いもので中旬となりましたね。先週と比べると徐々に過ごしやすさを感じる体感気温となりましたね。私は少しずつ秋の準備をし始める日々を過ごしております。
さて先日長島店にてあるパーツの製作作業を行いました。

製作したパーツは施設店舗アイテムには必要不可欠なパーツ『引き手』です。引き手とは外側にファスナーを用いて製作しているアイテム全てに装着している革パーツです。そんな革パーツ『引き手』の製作の様子を紹介したいと思います。

施設店舗アイテムの引き手パーツは長いパーツと短いパーツの2種類の革にて構成されております。

①短い革パーツに金具を通します。
穴が空いている眼鏡のような革パーツにD型の金具を通していきます。この時にDの向きを気をつけて通していきます。

金具の分、かさが出ました。
②カシメを用いて結合します。


短い革パーツで長い革パーツの両端を挟み込むかたちで結合します。この時に両パーツに空いている穴へカシメを通すことで一つのパーツへまとめていきます。

この時に凸部分の長いカシメパーツを使用することで結合が行いやすくなり作業効率を上がります。


カシメがはまるとこのような形に。この形に見覚えのある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

③専用の打ち棒でカシメを締めていきます。
ここまで来ると完成まであと一息です。

厚い鉄板に出来上がったパーツを並べていきます。
専用の打ち棒と金槌を用いてリズムよくカシメを締めていきます。

無作為に手に取り並べていく為、色味が揃う時もあれば唯一無二のバリエーションとなることもあります。『今回は良い色味のバリエーションだな』と思った際にはこのように写真を撮ることもあります。
色味変更カスタムオーダーにて悩まれている方へ提案させていただく際のヒントとなります。
締め忘れが無いように確認をしながら整理して

『引き手』が完成しました。

量があると迫力がありますね。今回紹介させていただいた内容以外にも革の裁断や金具の準備などたくさんの行程が存在しております。小さなパーツにもたくさんの人の手とこだわりが詰まっております。ぜひ店頭にてそんな細かいポイントも併せてお楽しみいただけたらと思います。それでは。