ヴォーノオイル

BUONO_OIL

国内最高峰の技術を誇る栃木レザー社の革

栃木レザー社はフルベジタブルタンニンなめし専門タンナーとして世界的にも知られている会社です。 昔ながらの鞣し行程を頑なに守り続けており、栃木レザーが「世界でも希少」と呼ばれる最大の理由は、天然由来のベジタブルタンニンへのこだわりにあります。 160ものピット槽を満たすのは、高品質なブラジル産のミモザの樹皮から抽出されたタンニンです。この秘伝のタンニン溶解液は、数十年の間一度も途切れさせず継ぎ足し続けられています。 栃木レザー社は、タンニンの薄い槽から濃い槽へと徐々に浸透させる方法で鞣しており、一般的にドラムに皮を入れて効率的にタンニンを浸透させる方法と比べて、20日から約1ヶ月との約10倍もの時間を必要とします。 これほどまでの長い時間と、職人の手間を必要とする伝統的な製法へのこだわりは、品質へのこだわりです。 繊維の奥まできめ細かにタンニンが浸透し、鞣された革は、鮮やかに染め上げられて、美しい一枚へと生まれ変わります。それが栃木レザー社のヴォーノオイルです。 ヴォーノオイルは天然革の証拠であり象徴とも言える、表面のキズ、血筋や血管が刻まれていて色ムラやシワなどがありますが、この事で革本来の風合いが増すと共に味わい深くなり、ナチュラルさが全面的に引き出されています。