BORSACASA

革バッグ作りの流れ

バッグの打ち合わせ
まずはボルサカーサの作り手が集まり、どんなバッグを作るのか。今回のバッグのコンセプトは何にするのか。などをみんなで話し合います。その後、真っ白の紙に、完成をイメージしたバッグの絵を書いていきます。そして再度その絵をみんなで見て、「ここはこの作りの方が使いやすいのではないか」などなど、ひたすら考えます。
デザインが決定したら、次はそのデザインにどの革が合うのかを考えます。革のバッグは、いくらカタチが良くても、使う革によって見え方が変わってきてしまうので、カタチに合った革選びはとても重要です。熟練の経験のある職人が慎重に革選びをしていきます。その後、使えそうな革をいくつか候補を出し、再度作り手みんなで決めていきます。もちろん、このタイミングで裏地や金具の色なども決めます。
デザインに合う革
型紙作り
デザインと革が決定したら、次は革バッグの命ともいえる型紙作りです。型紙作りは、完成したバッグをイメージしてパターンを引いていきます。大切な設計図になりますので、いろいろと考えながらの作業になります。この型紙が出来上がった時には、頭の中ではバッグが出来上がっています。頭の中で、ここはどうしようかなど、ひとつひとつパーツを組み合わせながらパターンを切っていきますので、出来上がりまでのイメージは、実はこの時点でばっちりです。
型紙が出来上がったら、まずは革と裏地の裁断をしていきます。革の裁断は、どうしても自然の動物を使うことになりますので、一枚の革のあちこちに血管だったり、擦り傷だったり、色ムラだったりと存在します。もちろん、それが自然の証ともいえます。ボルサカーサでは、それも革の良さと考えています。そして革の裁断ですが、やはり注意をしなくてはいけないのは、革の傷です。さらに革の目(部位によって、伸びる方向が異なるため)を考えて裁断しています。ボルサカーサは毎日革と向き合っていますので、熟練したプロが革の裁断をしています。
革の裁断
革漉き
次は、革バッグ作りの出来栄えさえも変えてしまうほどの大切な仕事。それが革漉きです。この革漉きは、革の厚みを調節することができる機械です。曲げ込みたい部分を薄くしたり、厚みのある部分を調整したりと、革バッグ作りには欠かせないものです。また、ただ厚みを調整するものですが、これを使いこなすのがまた難しい。指先で厚みを確かめ、ひとつのバッグでも、部分ごとに厚みを変えていきます。また同じカタチでも、革によって厚みを調整していきますので、経験のいる大切な工程です。この革漉きも、バッグの作りをイメージしながらやる、もっとも重要な仕事です。
革漉きをしたコバをへりかえしをしたり、ポンチで穴をあけてカシメや金具をつけたりと、手際の良さが要求されるのが手仕事です。スムーズにバッグが完成していくように各パーツを組み合わせていきます。また手仕事とミシンの繰り返しでバッグは完成していきますので、いかにミシンを止めないように手仕事をすることが大切です。なので、手仕事とミシンをする人の相性も重要かもしれませんね。
手仕事
縫製
縫製といっても、糸の太さ、糸の色、針の太さ、ミシンの種類を意識します。糸の太さによって、針の太さも変わります。また上糸の太さによって下糸の太さも変わります。細かい調整ですが、そうゆうことがミシン仕事は大切です。時には、ミシンの調子を整えるためにも、ミシン油をさしてあげるのも大切です。またミシンの種類も、縫う部分によってミシンを使い分けています。例えば、平ミシン、腕ミシン、ポストミシンなどが代表的です。
革のバッグを作るには、デザイン→型紙作り→革の裁断→裏地の裁断→金具の用意→ファスナーの長さ調節→革漉き→手仕事→縫製→完成。完成後、イメージ通りに出来ているか、さらに使い勝手がいいかの確認をスタッフみんなで行います。もちろん出来上がりに納得がいかない場合は、型紙作りに戻り、同じ行程を何度も繰り返し、納得がいくバッグが出来上がるまで作り直します。作り手の私たちが納得した革バッグは、きっと使って頂くお客様も満足して頂けると信じて製作しています。ですからボルサカーサでは、スタッフでの話し合いを大切にし、みんなが納得のいく革バッグを目指しています。一つの革バッグがひとつひとつ手作りで出来上がるまでには、ここでは書ききれないほど、本当にたくさんの工程が存在します。ボルサカーサでは、一つ一つのバッグがお客様の元へ届いたときに、思いっきり喜んで頂けるように、スタッフ全員気持ちを込めて製作しています。これがボルサカーサの革バッグ作りの流れになります。
バッグ完成

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